肉体

解剖学と生理学のすすめ

ひとつ前の記事で、「身体に意識を向けることの効用」について書いた。 (リンクはこちら→「ただ、意識を向ける」) 身体に意識を向けるということに慣れていない場合 最初は、お腹、胸、手、足、というふうに大雑把に感じてみて 慣れてきたら、臓器の一つひ…

ただ、意識を向ける

人の身体に触っていると、大小様々の硬結(しこり)に触れることがよくある。 手を当てていると、小さいものなら氷が溶けるように消えていく。 かかる時間は時と場合によるが、範囲の広いもの、あるいは頑固なものでも 手を当てていると緩んで柔らかくなって…

集中欲求と鬱散欲求

人間の欲求にはいろいろあるが、エネルギーの平衡を保とうと するが故の欲求として、集中欲求と鬱散欲求がある。 すなわちエネルギーが内側に溜まれば それを外側に発散させるための行動欲求が生じ、 逆にエネルギーが不足すればそれを補うための行動欲求が…

自分の糞は自分で気張らなければならない

表題は、敬愛する整体の創始者、野口晴哉氏の言葉である。 他人に気張ってもらっても、自分のうんこを出すことは出来ない。 自分で気張るしかない。 手伝うことは出来るが、最終的に出すのは本人だ。 整体師は、自分以外の人が健やかになるためのお手伝いを…

肝臓の受難

このところ、ずっと肝臓の調子が良くなくて重たい感じが続いていた。 私の場合、肝臓の調子が悪いと決まった場所に口内炎がぽつんと一つ出現する。 最近、食べる度にこれが出現するので、2日間食べるのをやめてみたら だいぶ軽くなった。 私の肝臓は、ずい…

怪我をした時、冷やしてはいけない(一)

身体のどこかを強くぶつけて打撲したとかあるいは足首を何かの拍子にちょっと捻ったりしてその、怪我をした場所が腫れてきて熱を持ち、痛みを感じた時、あなたならどうするか。保冷剤や氷水を使って冷やすかあるいは薬局で売っている、ひんやりする湿布を貼…

自然免疫と獲得免疫

新型コロナウイルス感染症に関するこの記事を読んで、「なるほど、そうだな!」と膝を打った。https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200516-00178807/免疫学者、宮坂昌之氏のインタビュー記事である。 私が注目したのはこの部分。『ただし注意す…

潜伏期間とは何か

感染症において、「潜伏期間」というと「病原体が体内に侵入した後、一定程度数が増えるまでの期間」とか、あるいはざっくりと、「病原体が体の中で暴れだすまでの期間」というようなイメージを持っている方は多いのではなかろうか。 これが全くの誤りという…

お腹も語る

整体をする時、背中をひととおり診た後は仰向けになってもらって、お腹を診ることが多いお腹を診るとき、一番の基本は上丹田(みぞおち)、中丹田(おへその上)、下丹田(おへその下)。上丹田はいつでも柔らかく、下丹田はいつでも力があるのが良い状態。…

もやもやの溜まる場所

日々の生活の中で、例えば言いたいことを言えなかった時とか納得いかないのについ条件反射的に「はい」と答えてしまった時とかふと感じた感覚を無かったことにしてしまった時とか、何となく「もやもや」っとする感覚を感じたことがある人は多いのではないだ…

背中は語る

整体をする時は、観察が重要だ。身体の動き、顔色、表情。見るだけでなく、五感を使って、例えば声色を聞き、臭いを嗅ぐ。全体から受ける印象を感じ取る。 その後、さあ整体を始めましょう、という時私の場合は大抵、まずうつ伏せになっていただく。そして、…