解剖学と生理学のすすめ

ひとつ前の記事で、「身体に意識を向けることの効用」について書いた。

(リンクはこちら→「ただ、意識を向ける」)

 

身体に意識を向けるということに慣れていない場合

最初は、お腹、胸、手、足、というふうに大雑把に感じてみて

慣れてきたら、臓器の一つひとつ、例えば心臓に、胃に、肝臓に、というふうに

各臓器や器官それぞれ意識を向けてみると良いと思う。

続けていると、一般の健康診断ではわからないくらいの不調も敏感に感じられるようになる。

いわゆる「野口整体」の考え方では、「敏感」=「健康」。

逆に、「鈍感」=「不健康」。

「身体を感じる」ということは、正に健康への第一歩なのである。

 

 

 

その、「身体を感じる」ことの実践のためにおすすめなのが、解剖学と生理学である。

「○○学」なんて聞くと、なんだか難しそうに感じる人もおられるかもしれないが

解剖学とは要するに「見た目」である。

それぞれの臓器や器官、骨や筋肉が身体のどこに位置していて

どんな形をしているかについての学問だ。

それに対して生理学は「機能」。

各臓器、器官などがどんな役割を担って、どんなふうに仕事をしているか

ということについての学問。

 

 

「学問」などというと大層だが、大雑把なことなら本を一冊読めば大体わかる。

最近は一般の人向けの、詳細な図の入ったわかりやすい本がたくさん出ている。

たいてい、解剖と生理が一緒に説明されている。

子供向けの漫画なんかもあるようだ。

 

 

なぜおすすめするのかと言えば、単純に、イメージしやすくなるから。

ある臓器に意識を向ける時、大体身体のどの辺にあって、どんな形をしているか

わかっている方が意識を向けやすいし、その近くに手を当てることも容易だし、

どんな仕事をしてくれているか、知っている方が気持ちも入りやすい。

そういうことで、同じ「意識を向ける」でも、中身が違ってくる。

 

 

自分以外の人との関係だって、相手のことを全然知らないのと

少しでも知っているのではその人に対する気持ちとか、違うでしょう。

相手を大切にしたいと思ったら、相手のことを知りたいと思うでしょう。

だから、自分の身体を大切にしたいと思ったら

あるいは自分の身体ともっと仲良くなりたいと思ったら

解剖学と生理学はおすすめなのだ。